第32回The Mt.Fuji Workshop on CVDは、「脳動静脈奇形に対する集学的治療」をメインテーマとして、2013年8月31日に仙台市江陽グランドホテルにおいて開催されました。脳血管性障害を中心にテーマを定めている本会において、AVMは第2回ですでに取り上げられており、この疾患の重要性は言うに及びません。AVMという非常に狭い領域のテーマで、しかも内科系の先生にはあまり縁がない疾患でもあるため、正直参会者が集まるだろうかという危惧がありましたが、ふたを開けてみると180名強の多くの参加をいただき、心配は杞憂に終わりました。上述しましたとおり、大きな学会では取り上げにくいようなテーマを敢えて取り上げていくことが、本会の方向性ではないかと感じました。(巻頭言より抜粋)